ワタクシσ( ̄_ ̄)の使用するのは主にウール,コットン,アクリルなので これにより糸の太さと長さの関係は以下のようになる
ex)ウール 2/80<メートル番手>(nm)
双糸なので1本の糸として全体をみると1/40(nm)相当
1kgに対して 40,000mの長さ
そして
デニール(d)=9000/40(番手)<メートル番手>
1/40(nm)=225(d)
コットン 80/2<英式綿番手>
双糸なので1本の糸として全体をみると
1/40(nm)相当(これはウールと一緒)
<英式綿番手>:<メートル番手>
1.69337 : 1
80/2 = 2/135.47
よって 40(番手)1kgの長さ 40,000(m)×1.69337=67,734.80
1kgに対して 67,734.80mの長さ となる
これを元に整経長を割り出していくことができる
後は現物のずれがどれだけあるかを実際に見ていくしかないでしょう
英式綿番手 |
メートル番手(nm) |
デニール(d) |
デシテックス(dtx) | ||||
番手 | 59/2=30/1 | = | 2/100=1/50 | = | 180(d) | = | 200(dtx) |
対比 |
1.69337 |
: | 1 | : | 9,000 | : | 10,000 |
糸の太さ
番手 糸の太さを表す単位。恒重式番手と恒長式番手に大別される。
単位重さあたりの長さとして計算する糸の太さ表記法 英式綿番手
綿糸または綿紡績方式で製造された糸に対して使用される。
単位重さ1ポンド(453.6g)あたりの長さが840ヤード(768m)のものを「一番手」といい、糸の太さが細くなると番手数が大きくなる。
◆共通式番手(メートル番手)
毛(ウール)糸、特に梳毛紡績方式で製造された糸に対して使用される。
単位重さ1000gあたりの長さが1000mのものを「一番手」といい、糸が細くなると番手数も大きくなる。
◆麻番手
麻糸または麻紡績方式で製造された糸に対して使用される。
単位重さ1ポンド(453.6g)あたりの長さが300ヤード(274m)のものを「一番手」といい、糸が細くなると番手数も大きくなる。
◆カタン番手
ミシン糸に用いる綿縫い糸(カタン糸)に使用される。
原糸の英式綿番手を3倍し、撚り合わせた原糸の本数で割った値。
単位長さあたりの重さとして計算する糸の太さ表記法
デニール 絹糸(フィラメント糸)の太さを表す単位。
フィラメント1本や繊維1本の太さを表す場合にも用いられる。
単位長さ9000mあたりの糸の重さが1gのものを1デニールといい、糸の太さが増すとデニール数も増加する。
テックス(tex) 素材や紡績法によらず統一表記法として用いられている。
単位長さ1000mあたりの糸の重さが1gのものを1テックスといい、糸の太さが増すとテックス数も増加する。
国際単位系(SI単位)の暫定併用単位とされており、国内では日本工業規格(JIS)によりJIS L0101(テックス方式)およびJIS L0104(テックス方式による糸の表示)として規格化されている。
<糸の太さは、長さと重さの相互関係から割り出しますが、繊維の断面は円形でないため、直径で太さを表せません。そのため、「長さ」と「質量」の関係でその太さを表し、その表示方法は、長さを基準とした「恒長式表示法」と重さを基準とした「恒重式表示法」があります。>
◆恒重式表示法
<重さを基準に糸の長さがどれだけあるかを番手数で表したもので,2種類ある>
毛番(メートル番手) メートル番手は、糸の重さ1000gに対して、糸の長さ1000mのものを1番、2000mのものを2番、5000mのものを5番・・・としています。ウールの毛糸や紡毛糸に用いられています。
英式綿番手(80/2) 80番手で双糸の場合
英式番手は、糸の重さ1ポンド(453.6g)に対して、糸の長さ840ヤード(768.1m)のものを1番手、1680ヤードのものを2番手・・・としています。
綿単糸の太さは英式番手で示します。
用途は綿糸、絹紡糸、スフ糸に用いられます。
◆恒長式表示法
<糸のある決まった長さ(標準長)に対して、糸の重さがどれだけあるかを番手数で表したもので,3種類ある>
デニール(D)
デニールは、糸の長さ9000mに対し、糸の重さ1gを1デニール、2gを2デニール・・・と呼びます。
絹、合繊フィラメント糸(ポリステル糸、ナイロン糸など)に対して用いる国際的な番手呼称です。フィラメント糸番手を基準にしています。
デシテックス(dtex)
デシテックスは、糸の長さ10000mに対して、糸の重さ1gを1デシテックス、2gを2デシテックス・・・と呼びます。この番手は全ての糸に対して用いられます。工業用ミシン糸の太さの表示方法です。
テックス(tex)
テックスは糸の長さ1000mに対し、糸の重さ1gを1テックス、2gを2テックス・・・と呼びます。従来糸の種類や国によって各種異なった番手方式が用いられているのを統一するため、ISOによって提唱された番手法です。
すべての単繊維、糸、繊維束に共通に用いられて恒長式番手で表します。